ペットのことなら金沢市のあさ川動物病院。

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ペットの病気等について

犬の皮膚炎

〜日頃の手入れと異常の早期発見が大事!!〜

犬の皮膚炎はおおよそ次のように分類ができます。

1) アレルギー性皮膚炎

食餌性アレルギー
吸入性(アトピー性)皮膚炎
接触性皮膚炎
ノミアレルギー

2) 細菌性皮膚炎(膿皮症)

3) 真菌性皮膚炎

4) 寄生虫性皮膚炎

毛包虫
疥癬
耳疥癬
シラミ、ハジラミ

5) 内分泌性皮膚炎

暑い時期には発生が増えるようです。
日頃から皮膚を清潔にして、皮膚炎を予防する必要があります。

皮膚に発赤がみられる、痒がってよく掻く、脱毛が見られる等の症状がでたら早めに近所の獣医さんに診てもらって、原因を特定し適切な治療を施す必要があります。

慢性化しないうちに治療してあげて下さい。
素人療法は禁物です。かえって症状を悪化させたり、慢性化させる元になります。

square 日頃の手入れについて square

毎日のブラッシングと定期的なシャンプー(2ー4週に一回)を基本にして下さい。

犬の皮膚は人間よりデリケートですので、その子その子にあったシャンプーを選んであげてください。

シャンプーの後はしっかり乾かして水気をとって下さい。

ドライヤーを使うときは熱くなりすぎないように気をつけて下さい。

予防できるものは確実に予防しましょう。(ノミ、感受性のある食餌等)

外耳炎

square 外耳炎の原因と分類 square

1) 外傷性外耳炎 喧嘩による咬み傷が主な原因
2) 細菌性外耳炎 細菌による。膿、悪臭を伴う場合も
3) 真菌(カビ)性外耳炎 タール様の発酵臭のある耳垢がみられる
4) 寄生虫性外耳炎 ミミヒゼンダニの寄生による、かゆみが激しい
5) アレルギー性外耳炎 左右対称に発赤がみられ、かゆみもある
6) 腫瘍性外耳炎 耳介に難治性の潰瘍があるときは要注意
7) 異物性外耳炎 昆虫、植物の種子等が耳道に入って起こる

以上のような原因が単独であるいは複合して発症すると考えられます。

原因により治療法も異なるので、しっかりと診断してからでないと治療方針が決められません。

猫は犬と比較すると耳がたっており、又耳道に毛がないため外耳炎の発生は少ないようです。

ただし寄生虫によるものは両者に差はないようです。

放置しておくと、中耳や内耳にも炎症が波及して、首を傾けたり、旋回運動をするなどの神経症状も出てくることがあります。

square 日頃の手入れについて square

毎日一生懸命綿棒で耳の奥まで掃除する方がみえますが、絶対にやめて下さい。

耳垢が奥まで入ってしまいます。

炎症を助長するだけでなく、耳掃除が嫌いになり、本当に治療が必要なときに治療できなくなる場合もあります。

耳道の毛についてもそれが原因で外耳炎が起こっている場合をのぞき、抜くべきではないと言われています。

耳垢の軟化剤を上手に使って日頃のお手入れをして下さい。

綿棒を使う場合は見える範囲だけを優しく掃除する程度にして下さい。

詳しくは動物病院でお尋ね下さい。

子宮蓄膿症

子宮に膿がたまる犬にとって致死的な病気です。
猫でもありますが発生頻度は低いようです。

どうして子宮蓄膿症になるのか?

犬の発情期は他の動物と比べて長く、発情後黄体期が2月間も続くと言われています。
この時期は子宮に細菌が進入しやすく、また子宮内は細菌の発育に絶好の状態なため、細菌が急激に増殖し子宮蓄膿症を発症すると言われています。

子宮蓄膿症になりやすいのは?

若い犬でも起こりますが一般的には6歳以上の犬でお産の経験がない犬の方が多いようです。
猫でも同様で、8歳を過ぎた頃から発生頻度が上がるようです。

どんな点に注意すればよいか?

発情後1〜2ヶ月の犬で、おりものが長く続く、食欲不振が続く、水をたくさん飲む、おしっこが多い、嘔吐するなどの症状が続く場合、この病気を考えて大至急で獣医師に見せて下さい。
実際には元気食欲がない、何かおかしいということで受診される方が多いようです。

診断はどうするのか?

獣医師に任せて下さい。
血液検査、膣粘膜の検査、レントゲン検査、超音波検査等から総合的に診断します。

治療はどうするのか?

保存療法と手術療法がありますが、手術の方が確実です。
確定診断がついたらできるだけ早く手術すべきでしょう。
手術は卵巣子宮全摘術が行われます。
保存療法は排膿を促進させて抗生物質投与を行いますが、治療効果は手術ほどは望めません。
この療法は、主に高価な純血種で引き続き繁殖能力を温存させたい場合に選ばれる治療法です。
また、高齢等で手術に耐えらえれない場合も保存療法が考慮されます。

下部尿路疾患(尿路結石症)

尿路結石症が犬、猫で多くみられます。

特に雄では尿道に結石がつまって尿閉(尿が出なくなる)を起こし、手遅れになると尿毒症で死亡する場合もあります。

又膀胱炎などの尿路感染症が原因となっていることも多く、日常の健康管理が重要です。
日頃から排尿の様子を細かく観察して早期に異状を発見するよう努めて下さい。

症 状 (全てが同時に現れるものではない)
頻尿 残尿感があり何度も排尿を試みる
排尿困難 排尿痛のため大声を出して鳴く、背を丸める
血尿・血色素尿 尿が赤みを帯びる(軽度のものでは検査上でしか判らない)
膿尿 尿が膿のために白濁する
診 断 (症状と下記検査で総合的に診断します。)
尿検査 顕微鏡的検査、生化学検査
X線検査 結石の有無と場所を特定
超音波検査 同上
治 療 (診断に基づいて治療方針が決定されます。)
保存療法 抗生物質による感染のコントロールと食餌療法による結石の溶解療法を実施します。
比較的長期間かかると覚悟して下さい。
手術療法 膀胱内に大きな結石がある場合や尿道に結石が詰まっている場合手術適応になります。
予 防 (結石が治ってからor結石になる前に)

結石の種類により変わりますが、基本的には治療食を食べてもらいます。
その 他の食餌、おやつは原則として与えないようにします。
尿量を増やして、膀胱内での尿の滞留時間を短縮します。
犬では運動時間を長くすることで、猫では飲水量を増やす(療法食には食塩が増量されており、口渇感を増す)ことで尿量は増えます

消化管内寄生虫

犬は散歩の途中、猫では狩りの時に色々なものを食べます。
又ノミの寄生や親からもらったりして各種の寄生虫に感染します。
定期的な便検査をして寄生の有無を確認しましょう。

動物病院受診の際に新鮮な便を持参して下さい。
下痢をしているときは、大変な病気の場合もありますので必ず動物病院を受診してください。
腸内寄生虫を含めた原因の検索が大切となります。
また便の状態(色、形、硬さ、異物、血や粘膜がついている等)は、毎日観察して下さい。

このほかにもダニが媒介する血液に寄生する原虫類もありますので、体調の変化に気をつけて、異常があれば早めに動物病院を受診して下さい。

寄生虫の種類と寄生部位 (中間宿主)
小腸 線虫類 犬回虫・猫回虫・犬小回虫 (ネズミ)
犬鉤虫・猫鉤虫
糞線虫
条虫類 マンソン裂頭条虫 (カエル、ヘビ)
瓜実条虫 (ノミ)
猫条虫 (カエル、ヘビ)
原虫類 コクシジウム
ジアルジア
大腸 線虫類 犬鞭虫
診断と治療

便検査で診断します。
便を直接鏡検する方法(直接塗沫法)、過飽和食塩水に浮かして虫卵を集める方法(浮遊法)等で虫卵や虫体を確認します。

瓜実条虫は、肉眼で判定できます。
便や肛門周囲に米粒ぐらいの大きさの白い片切が見つかります。
片切とは節のようになった虫体がちぎれたもので、中に卵が一杯はいっています。

診断に基づいて適切な薬剤が処方されます。
薬剤投与後、寄生虫が駆除されているか確認が必要です。
獣医師の指示に従って再診して下さい。
寄生虫予防のため、生の肉・魚はあげないようにしましょう。

不明な点はいつでもご相談下さい。

フィラリア症

フィラリア症は蚊で媒介される、犬に最も感染の危険性が高い疾患です。
無処置で外飼いの場合、二夏を越えたらほぼ全例かかっていると考えて下さい。
最近では、猫にも感染の報告があります。
寄生頻度並びに寄生虫体数は少ないのですが、突然死を起こすことがあると言われています。

about2-img-square02new 犬糸状虫とはどんな寄生虫でしょう?

成虫の大きさ形は"そうめん"そっくりです。
それが大静脈から右心房にかけて寄生しているのです。
心臓のポンプ作用を障害し、全身の循環障害を起こします。
主要臓器での循環障害は、各組織の機能障害を起こします。
肺では肺水腫(発咳)を、腎臓では腎障害(尿毒症、血尿)を、肝臓では肝不全をおこし、腹水がたまってくる場合もあります。
当然心臓では運動能力が落ちてきて、散歩の途中で動けなくなるといった症状がでます(運動不耐性)。
大静脈症候群をおこした場合は、ショックとなり死に至ります。

about2-img-square02new フィラリア症の治療はどうすべきでしょう?

この疾患は現在では治療する病気ではなく予防する病気と考えられています。
毎年蚊の発生する時期に合わせて(金沢では6月中旬から11月下旬まで)予防薬を毎月一度、忘れずに投与することで予防できます。
但し、投与前にフィラリアの検査が必要です。
遅くとも6月上旬までに動物病院で検査し、予防薬を処方してもらって下さい。

about2-img-square02new 不幸にして感染したらどうすべきでしょう?

成虫の駆除は副作用も多く、困難を極めます。
入院のうえ症状を観察しながら駆虫薬を注射します。
症状がでていなければ、新しい感染を予防しながら成虫が順番に死んでくれるのを待つ消極的 な治療法も一つです。(現在も治療法が議論されています)急性の症状(全身虚脱、血尿等)の場合は緊急手術の適応になりますが、全身状態が悪く危険性 の高い手術になります。
どちらにしても予防に勝るものはありません!

脱毛

種々の原因で脱毛(はげ)がおこります。
原因が全身性の場合も局所的な場合もあります。
原疾患によって脱毛の仕方に特徴があります。
これから原因が推定できる場合もあります。
一般的に言って、対称性の掻痒感のない脱毛は、内臓疾患等の全身疾患が原因です。
外部寄生虫でも対称性に脱毛することがありますが、ひどい掻痒感や皮膚炎が合併しています。
急性におこってきたものか、長い間続いているものなのか、というのも重要な判断因子になります。
脱毛部位の皮膚の状態を観察して下さい。
発赤、ビラン、潰瘍などがないかが大事です。

about2-img-square02new 外部寄生虫(痒みを伴う)

【 ノミアレルギー 】 後背部、下腹部に脱毛と皮膚の発赤が見られ、痒みを伴う。
ノミ成虫もしくはノミの糞で寄生を確認する。
疥癬虫、毛包虫等:皮膚検査で虫体が見つかれば寄生を証明できる。
難治である。

about2-img-square02new 皮膚感染症

【 細菌性 】 シャンプーや水遊びの後、濡れたままで放ったらかしにしている場合におこりやすい。
夏場に多く見られ、皮膚の発赤やビランがみられる。
【 真菌性 】 円形の脱毛が見られ、比較的痒みは少ない。
テープテストや真菌培養で証明できる。

about2-img-square02new 内臓疾患

基本的には痒みはないが、二次的な感染症を伴う場合は痒みがおこる。
ホルモンの分泌異常が原因で対称性の脱毛がおこる。

【 副腎機能亢進症 】 副腎からのステロイドホルモンの分泌が亢進する。
体幹部の脱毛が主体で、多飲多尿、皮膚の菲薄化等の症状が見られる。
【 甲状腺機能低下症 】 甲状腺ホルモンが低下しておこる。
症状は副腎機能亢進症ににるが脱毛の他色素沈着もおこる。

about2-img-square02new 外傷

熱傷や凍傷で皮膚が欠損した場合に見らる。
再発毛が望めない場合も多い。

about2-img-square02new 自己免疫疾患

皮膚に対する抗体ができて、自分の体を自分で攻撃するためにおこる。
皮膚の潰瘍を伴い難治と考えらえれる。

about2-img-square02new その他

栄養障害、ストレスでも脱毛がおこると言われている。

口の中の異常

about2-img-square02new 歯周病

歯石、歯肉炎、歯頚部吸収病巣をまとめて歯周病と呼んでいます。
犬でも猫でも虫歯はほとんどないのですが、唾液が少なかったり、柔らかい食餌ばかりしていると歯石がつきやすくなります。

歯石は細菌と歯垢の固まったもので、重度になると全身麻酔下で除去手術、必要な場合は抜歯等をしなければなりません。
小さい頃から、又歯石を取ってからブラッシング(できなければガーゼ等でこする)や歯石をつきにくくする薬剤で日頃の手入れをしてあげる必要があります。
歯石は歯肉炎、歯頚部吸収病巣、口内炎などをおこして歯が抜け落ちたり、歯の根っこが腐ったりして大変な病気を起こすもととなります。

about2-img-square02new 口内炎

口腔粘膜、舌、歯肉といった口内全体に炎症が起こることがあります。

特に猫では猫エイズ、猫白血病などに罹っている場合高頻度に発生することが知られています。
又尿毒症、細菌や真菌の感染、栄養障害などが原因になる場合もあります。
口の中の知覚が過敏になり、食欲不振となり、口の周りは流涎(よだれ)で汚れ口臭がひどくなります。
慢性化、再発が多く治療には難渋する場合が少なからずあります。

about2-img-square02new 口腔内腫瘍

犬でよくみられ、良性のものも悪性のものもあります。

口の奥の方にできた腫瘍は見逃されやすく、定期的な検査が望まれます。
良性の場合は比較的簡単な手術で済みますが、悪性の場合、広範囲に切除する必要があり大手術となります。
しかし場所的に限界もあり再発や転移も高頻度にみられ、予後は不良と考えられます。

about2-img-square02new 口腔内異物

犬や猫は時として変なものを食べます。
歯の間に木の枝や魚の骨が挟まることがあります。

また抜けかけた歯が邪魔をして口が閉まらず絶えず口をアグアグしていた症例もありました。
簡単なものではそのまま除去できますが、取りにくいものや奥の方にある場合は鎮静や全身麻酔が必要になります。

眼瞼と角膜の病気

眼の病気も数々ありますが、どの疾患でもいえるのは、悪くなるのは早いが治るのは遅いということです。
眼の表面(角膜)は、血管に乏しいため傷の修復に時間がかかるのです。
眼をまぶしがる(羞明)、目やにがひどい、白目が赤い等の異常に気づいた時は、なるべく早く受診して下さい。

about2-img-square02new 角膜炎

炎症の程度により表層性、深層性角膜炎並びに角膜潰瘍に分類されます。
細菌やウイルスの感染、外傷その他が原因で発症します。
一般的に流涙、目やに、羞明、結膜炎の合併等がみられます。
角膜潰瘍症例では治癒後も色素沈着が残り、視力低下もみられます。
難治例では手術も必要になります。

about2-img-square02new 眼瞼内(外)反症

眼瞼が眼球側に巻き込まれたようになっている状態を眼瞼内反症と呼びます。
睫毛が角膜に接触し、持続的な刺激を与えることとなります。
その結果、角膜炎を発生させます。流涙や羞明、目をこするような動作をするようになります。
治療は、手術するのが一番です。

眼瞼内反症と逆の状態が外反症です。
主に下眼瞼に起こり、結膜の一部が露出した状態になります。
これも手術です。

about2-img-square02new 第三眼瞼突出

犬よりも猫に多い症状です。
目頭内側にある第三眼瞼が眼球を一部覆い隠してしまう状態を言います。
ある種のウイルス感染、老齢化などで発症します。

ウイルス性のものは原疾患の治療を主とします。
猫では、猫ウイルス性鼻気管炎や猫白血病に併発することもあります。
犬においてはウイルス性のものは少なく、手術適応となる症例が多いようです。

about2-img-square02new 乾性角結膜炎(KCS)

ウイルスや自己免疫疾患などが原因で涙の分泌量が減って眼球表面が乾燥してしまう病気です。
ヒトでは"ドライアイ"と呼ばれています。
角膜炎や結膜炎を合併し、粘性の目やにが眼球表面などにつきます。
人工涙液や免疫抑制作用のある目薬で治療にあたりますが、目薬が切れると再発することが多く、気長な継続治療が必要です。

腎不全

腎臓は左右に一対あります。
血液中の老廃物を濾過したり、電解質のバランス調整をしています。
また、血圧調節や赤血球の産生を促したりさまざまな仕事をしています。

多少の腎障害では腎不全まで進行しませんが、一度腎不全が完成すると、回復はほとんど望めません。
猫では輸液で現状維持できる症例も少なくありません。

< 分類 1 >

1) 腎前性腎不全 心臓が非常に悪かったりして、腎臓への血液が減少しておこります。
尿産生量が減少します。
2) 腎性腎不全 腎臓が薬物、感染症、自己免疫疾患などの原因で傷害され、腎臓自体の機能が低下します。
一番やっかいです。
3) 腎後性腎不全 腎臓で作られた尿が結石やその他の原因で排泄が阻害されおこります。
尿閉(おしっこが出ない)をともないます。膀胱や腎臓の圧力があがり、水腎症や腎実質障害を伴うこともあります。
(男の仔で多い)

< 分類 2 >

1) 急性腎不全 急性の経過で腎に重度な障害が生じたもの。
基本的には可逆的であり、適切な処置を施すと回復が可能といわれています。
2) 慢性腎不全 数カ月から数年の経過で腎機能障害が進行する。
基本的には不可逆的であり、腎機能の維持が主な治療目標となる。(猫で多い)

about2-img-square02new 症状

腎不全の進行に伴って色々な症状が出現します。
多飲多尿が最初に見られますが、注意していないと見逃すかもしれません。
食欲不振、体重減少、嘔吐、貧血、脱水等が見られるようになってきます。
尿毒症に伴い口臭がひどくなってきたり、口内炎ができたりします。

about2-img-square02new 診断

臨床症状と血液検査や尿検査等で診断します。獣医に任せて下さい。

about2-img-square02new 治療

原因が明確な場合は早期に原因を取り除くよう努力します。
対症療法を行います。
輸液療法(脱水の補正等)、食餌療法、ホルモン療法(腎性貧血、抗炎症療法)を行います。

about2-img-square02new 早期発見のための注意事項

尿閉を伴う腎後性腎不全が一番多いと思われます。
日頃から排尿の状態をよく観察して、頻尿、排尿困難、血尿などの症状があれば早期に動物病院を受診して下さい。

ノミ

ノミの駆除は昔から大きなテーマとして存在します。
最近は非常に効果があり安全な薬剤が出てきています。
ですが、ノミが抵抗性を持った場合には以前の薬剤同様効かなくなってくることが予想されます。
ノミと人間の戦争はこれからも半永久的に続くのでしょう。
ノミは人にも寄生し吸血しますので、家族全体の問題くともいえます。

square ノミ寄生の発見方法

ノミとりぐし等で成虫が発見できることもありますが、皮毛中にノミの糞(荒引きの胡椒のような黒い粒状)で寄生が確認できます。

square ノミ寄生による症状

臨床症状と血液検査や尿検査等で診断します。獣医に任せて下さい。

皮膚炎 お尻を中心に背中とお腹に発赤がみられます。
痒みを伴うので盛んに掻き、重症化して化膿性皮膚炎、脱毛(禿げる)を伴うこともあります。
痒みによるストレスも相当なものでしょう。
貧血 子どもに大量のノミ寄生があった場合、吸血により貧血を伴うことがあります。
可視粘膜が蒼白となり栄養障害もみられます。
下痢 ノミは瓜実条虫を媒介するため、寄生虫性の下痢が起こることがあります。

square ノミの駆除方法

腎不全の進行に伴って色々な症状が出現します。
多飲多尿が最初に見られますが、注意していないと見逃すかもしれません。
食欲不振、体重減少、嘔吐、貧血、脱水等が見られるようになってきます。
尿毒症に伴い口臭がひどくなってきたり、口内炎ができたりします。

square 診断

生体についたノミは最初に記載した薬剤がありますので、獣医師に処方してもらうのがよいでしょう。

環境にいるノミ(幼虫)は、一筋縄では行かない場合があります。
幼虫はタンパク質であれば何でも食べますので、日頃の掃除が大事です。
必要に応じて殺虫剤も散布して下さい。
湿度があると幼虫はさなぎの状態で長期間生存しますので、極力乾燥に努めて下さい。
特に絨毯や家具のすき間に注意して下さい。ペットが常時使っている寝床なども定期的に洗濯、乾燥して下さい。環境整備が重要です。

ノミはつぶすべからず!
ノミの卵がばらまかれる。
瓜実条虫がノミに寄生している場合は指について人に経口感染するかもしれません!
ノミは見過ごすべからず!
部屋の掃除をさぼるべからず!
かかってから慌てるるべからず!

予防しましょう!!!

摂食不良

食餌を充分にとれない状態を摂食不良といいます。
摂食不良は、食欲不振と食欲はあるが食餌をとれない状態に分類できます。

フードは食べないが好きなものは食べるというのは食欲不振とは言いません。
食餌の好みがうるさくなったり、間食が多すぎたりしただけです。
肥満気味の猫の場合は、数日間食事をとらないだけで重篤な状態になることがあるので、要注意です。

食欲不振に急激な体重減少が併発している場合は深刻な状態と言えます。
原因究明のため動物病院で精査してもらって下さい。

square 摂食不良の原因

1) 鼻炎 においが判らなくて食餌をとらない
2) 口腔の異常 歯牙の異常や痛みのために食餌をとれない
舌や口腔粘膜にに潰瘍やその他の異常がある
3) 内臓の異常 食道に異常がある
胃に異常がある
肝臓に異常がある
腎臓に異常がある
心肺に以上がある
通過障害がある
異物、捻転、誇張症等
肝炎等
腎不全、尿毒症等
不全、肺水腫等
4) 感染症、炎症 発熱がある
化膿巣がある
全身の炎症性疾患、敗血症等
子宮蓄膿症、敗血症など
5) 腫瘍    

square 診断と治療

原因は様々です。
対症療法と根治療法を実施します。
原因によっては手術が必要なものもあります。
また、短期間に治癒できないもの、根治が困難なものもあります。
それぞれの原因によって最適な治療をめざします。

表面性のできもの

触診することで「しこり」として容易に触知できるものを表在性の腫瘤といいます。
日頃から体全体を触ることで早期に発見が可能です。

良性か悪性かは外観からは判りません。
針生検や組織検査で確定する必要があります。

皮膚や乳腺にしこりがあるときは、必ず動物病院を受診してどんな腫瘍か判定してもらって下さい。

square 血腫

外傷などが原因で限局性の皮下出血ができた状態です。
最初は液体で時間がたつと器質化して硬くなってきます。
耳介が腫れ上がる場合があります。
これも血腫です。

square 膿瘍

皮下に膿がたまっている状態です。
咬み傷などの不潔な傷に続発します。
深在性のものは表皮までトンネルをつくる場合や、膿が全身に回る場合があります。
後者の場合は敗血症になる危険が高く、手術で膿瘍全体を摘出する場合も出てきます。

square リンパ腫

リンパ節が腫れた状態です。
感染が原因の場合が多いのですが、転移性腫瘍の増殖が疑われる場合があります。
また全身性に見られるときは、敗血症、リンパ肉腫、免疫異常などを疑う必要があります。

square パピローマ

ウイルス性のいぼ
大きくなるようなら切除します。

square 霰粒腫

眼瞼にある眼板腺(マイボーム腺)の分泌物がたまって眼瞼にできるいぼです。
眼球表面に接している場合は結膜炎を起こし、発赤、浮腫、流涙、目やにが見られます。
手術でとれますが、再発もあります。

square 腫瘍

形状は様々で、その由来する組織の性格が出ます。
一般的に良性腫瘍は、皮膚や筋肉に付着せず(運動性がある)境界が明瞭で、悪性腫瘍はその逆と言われていますが、
最終的には切り取って調べないと判りません!
皮膚と乳腺が好発部位で、注射針で組織を吸引して調べれば、腫瘍の性格を判定できる場合があります。

慢性肝炎

肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれ、異常があってもほとんど症状を現さず、自分で何とかしようと必死で頑張る臓器なのです。

肝臓の異常のうち肝臓に炎症がおこり、肝細胞に障害が及んだ状態を肝炎といいます。
慢性肝炎は炎症の程度が比較的小規模ですが、長期間にわたり徐々に進行していく病気です。
特徴的な症状はなく、初期では全く無症状です。
しかし病態は確実に進行し肝臓の線維化がすすみ、最終的には肝硬変で死亡します。

square 原 因

遺伝性 ドーベルマン、コッカースパニエル、ウエストハイランドホワイトテリア等の犬種
感染症 伝染性肝炎等
薬物 抗痙攣薬等の常用
肝細胞内に蓄積して細胞障害をおこす
特発性 免疫介在性等の未知の原因

square 症 状

特異的なものはありません。
嗜眠、嘔吐、体重減少、虚弱、下痢、腹水、黄疸等が見られます。
食餌の後に神経症状(ボーッとしている、意識が不鮮明等)が見られる場合があります。
食後に、血液中のアンモニアが増えるためと考えられます(肝性脳症)。

square 診 断

血液検査、画像診断(エコー、レントゲン等)と、臨床症状で診断します。
初期の症例では、全く無症状で検査上でのみ異常が見つかるものもあります。

square 治 療

薬物療法と食餌療法が主体です。
治療効果の確認のため、月一回程度の定期的な血液検査が必要となります。

◇ 食餌療法 ◇

次の用件を満たす食餌が必要です。最近は良い療法食もあります。

・タンパクを充分に含んでいる → 生体での利用効率がよい
・銅や鉄の含有量が少ない → 肝炎の悪化因子の摂取を避ける
・ビタミンEの補給をする → 肝保護作用が期待できるため
・最適のエネルギー量を確保する
・繊維の含量が多い → アンモニアの取り込みを抑制できるため

◇ 薬物療法 ◇

肝庇護剤中心の薬物で治療にあたります。
治療方針をご理解いただき、気長に治療する必要があります。

膀胱結石

診療において、イヌ・ネコに膀胱結石が多数みつかったことがありました。
幸いなことに、全例が『リン酸アンモニウム・マグネシウム結石』で、尿を酸性化することで溶解できる結石でした。

膀胱結石は、場合によっては命に関わることもありますので、獣医師の指示通り根気強く治療して下さい。

square 早期発見の方法

尿の色と排尿の状態を、よく観察して下さい。

尿の色 赤〜うす茶色、濁った尿、など日頃と違う尿になっていないか?
排尿の状態 頻尿・排尿困難になる、少ししか出ない、時間がかかる等

square イヌの膀胱結石の特徴

膀胱内で細菌が繁殖していることが多く、大きな結石を作りやすい。
内科的治療(薬物・食餌療法)と外科的治療(膀胱切開術・膀胱洗浄)を組み合わせて行います。

square ネコの膀胱結石の特徴

尿が濃いため細菌が繁殖しにくく大きな結石は作りにい。
内科療法が主体となります。
血尿が重度の場合や、尿道閉塞がある場合は膀胱洗浄をおこなう事もあります。

square 性別による膀胱結石の特徴

メスは尿道が短くかつ狭窄部がないために尿閉(おしっこが出ない)は少ない。
オスは尿道が長くかつ陰茎内で狭窄部があり、小さい結石でも尿閉をおこす。
膀胱カテーテルで閉塞が解除されない場合は、外科手術の適応となります。

square 膀胱結石の予防法

結石の原料となるマグネシウムの少ない食餌を与えます。
これは、継続しないと意味がありません!

尿の量を増やすために、飲推量を増やします。
定期的に検尿を行います。

詳しいことは、動物病院に相談して下さい。

square 尿検査について

採尿の方法 排尿時に直接脱脂綿で採取する。(割り箸の先に挟むと採りやすい)
ネコでは、トイレ内の尿を注射器等で集めてもよい。
採取後速やかに(2時間以内)動物病院に持参する。
尿採取不可能なときは動物病院で導尿も可能です。
排尿の状態 尿の生化学検査と尿沈渣の顕微鏡検査(染色and/or無染色)を実施します。

白内障・緑内障

古くは「そこひ」と呼ばれた疾患です。
目の水晶体が白く濁るのが白内障、眼圧が上昇して目が障害されるのが緑内障です。
いずれも視力低下ないし失明します。

<白内障>

square 原因 先天性のものと後天性のものがあります。
後者では、老齢性、糖尿病性、外傷性、内分泌性など様々な原因が考えられます。
水晶体のタンパクが異常をきたして白濁してきます。
糖尿病性のものは、血糖のコントロール不良の他、ある種の糖代謝異常が関係しているようです。
犬では加齢性変化として比較的高率に見られます。
square 症状 水晶体が白濁してくるので、肉眼的にそれと分かり易い。
視力低下に伴い、特に夕方の散歩時に溝にはまる、物にぶつかる、などの症状が発現してくる。
square 治療 手術
人と同じで眼内レンズを挿入する手術があります。
(専門医でないと無理)
  保存療法
点眼剤で進行を抑える。
原疾患(例えば糖尿病)の治療を厳格に行う。

<緑内障>

square 原因 眼の前房は房水で満たされていますが、その房水の流れが阻害され、
前房内に房水がたまった結果眼圧が亢進して発症します。
…文章での説明は難しいかもしれません。詳しくは動物病院に聞いてみて下さい。
square 症状 眼圧亢進により、眼球自体が圧力で大きくなってきて、瞳孔が散瞳し白目の部分に新生血管ができてきます。
角膜潰瘍などの合併がある場合ひどくなると、潰瘍の穴から房水が漏れだしてくることもあります。
視力低下がおこります。
ヒトでは疼痛を伴うので、おそらく動物でも同じではないでしょうか?
square 治療 眼圧を低下させる目的で内服薬や点眼剤の処方や手術をします。
重度の場合、眼球の摘出手術が適応となる場合もあります。

※注意事項※

どんな疾患に限らず早期治療が必要ですが、目の疾患については特に重要です。

何らかの異常に気がついたら必ず動物病院を受診して下さい。
気になる症状 --- 眩しがる、流涙、目やに、発赤、視力低下等

目の病気は進行が早く、治るのには時間がかかるものです。
点眼剤は根気強く確実に点眼して下さい。

アレルギー

生体が病原体・異物から体を守る機構には、皮膚や粘膜などの機械的な防御機構と抗体や白血球などによる特異的な防御機構があります。
例えて言うと、機械的防御機構は、掘割や塹壕と、特異的防御機構は、専門化された迎撃ミサイル隊と言えるでしょう。

ミサイル隊を組織するには情報を与える必要があります。
これがワクチンや自然感染の結果できる免疫です。

自然感染の場合は発病の危険性がありますが、ワクチンはその心配がほとんどなく、ほぼ安全に免疫がつくようにできています。

・特異的とはどんなこと?

体外から進入してきた病原体に対して生体は、その病原体専門の迎撃部隊(抗体)をつくります。
このように高度に専門化した状態を特異的と言います。

この抗体は血液中のタンパク質の一種です。
当然、自分自身に対する抗体は、ある種の病気のとき(自己免疫疾患)以外はつくられません。

このほか特異性を持った白血球も免疫に関与します。
抗体だけで対処できない場合に動員される特殊部隊です

その他色々な機構により生体は外敵から守られています。

・アレルギーとはどんなこと?

アレルギーも免疫反応の一つです。

正常な免疫反応より過剰な反応が起こり、生体にかえってマイナスの効果が発生します。
ちょうど蟻を殺すのに大きな大砲を持ってくるようなもので、蟻も死ぬ代わりにあたり一面火の海になるようなものと思って下さい。

常にいろんなアレルゲン(アレルギーの原因物質:花粉、ハウスダスト、食餌性タンパク、ノミや蚊の唾液等)に曝されている場合に起こりやすくなりますので、原因物質の除去をする必要が出てきます。

アレルギーの症状としては、鼻水、くしゃみ、皮膚炎、結膜炎、下痢など冒される場所によって様々な症状があります。

・アナフィラキシーショックとは?

あるアレルゲンに過去曝されて、その個体が感受性を持っている場合、再度同じアレルゲンに曝されると非常に重篤で激しいアレルギー反応がおこり、ショック状態に陥ることがあります。
これをアナフィラキシーショックと呼びます。

アレルゲンに曝されて、比較的短時間で発症する即時型アレルギーと呼ばれているものの、重篤型と思って下さい。

全身の循環不全のため、血圧降下がおこり、意識が低下し死に至る場合もあり緊急を要します。

症状は、前記の他に虚脱、粘膜の蒼白化、体温低下等がおこります。
極まれにワクチン接種の時におこることがあります。

ワクチンはなるべく時間的余裕があって、元気なときに接種するようにして下さい。
接種後20〜30分は病院内で観察の時間をとって下さい。

消化管の通過障害

異物、捻転、重積、麻痺などによって、胃腸管での食物の通過が障害されることがあります。
症状は嘔吐・下痢・便秘が主たるものですが、初期では比較的症状が軽く見過ごされがちなものです。

特に異物は、家庭内で予防できるものなので、飲み込みそうなおもちゃ等はペット単独では使わせないようにしてください。

・胃捻転

犬特有の疾患です。
大型〜超大型犬で、食後に散歩した後に発症しやすいと言われています。

胃がねじれることにより、胃の入り口と出口が閉鎖してしまいます。
胃内にガスがたまり外からも判るぐらいに膨れることもあります。
緊急の処置が必要です。

・腸閉塞

異物を飲み込むことによって、消化管(特に小腸)で通過障害がおこった状態です。 ボールや紐状のものが原因としてあげられます。 過去経験した異物は、針のついた糸、ブローチ、ゴム栓、大量のとうもろこしの髭等がありました。

異物はレントゲンに写るものが少なく、単純写真だけでは判定に困る場合もあり、バリウム造影や試験的開腹術が必要となります。

他の原因としては、腫瘍によるもの、回虫などの大量寄生、腸重積や胃腸の捻転などがありま す。

・腸重積

腸管の一部が、となりの腸の内腔にはまりこんでしまった状態です。
不完全閉塞から時間とともに完全閉塞となります。
腸の重なり合った部分は血行不良となり、早期に解除しないと壊死してしまいます。
緊急手術が必要となります。

↑↑↑

上記の三つの病気は、腸の壊死や腸管内にガスが充満するため、腸管破裂をおこす確率が高く、その場合は確実に腹膜炎が発症します。
この場合は、開腹手術をしても術後の経過が必ずしも良好とは言えない場合が多いようです。

・巨大結腸症

犬より猫に多い疾患で、結腸が異常に拡張して通過障害をおこします。
神経性のもの、機械的に狭窄したもの、先天性のものがあります。

主症状は便秘で、経過が長引いてくれば食欲不振を来たし、脱水、体重減少がみられます。
直腸検査やレントゲンで診断できますし、場合によっては原因も確認できることがあります。

糖尿病

糖尿病とは、インスリン(血糖を下げるホルモン)の分泌不足、又は作用の不足で、血液中のブドウ糖の濃度が上昇(高血糖)し、それにより全身に異常を来した病態と言えます。

決して甘いものの食べ過ぎでなるのではありません。
ただし、甘いものを食べ過ぎて肥満した場合、糖尿病が発病する一つの因子となり得ます。(当院では、まだ確診例はありません。)

about2-img-square02new 分類

インスリン依存性糖尿病(IDDM)と、インスリン非依存性糖尿病(NIDDM)に分類されます。

about2-img-square02new 分類

多飲、多尿、体重減少がみられる。
進行すると食欲不振、脱水がみられ、糖尿病性昏睡に陥り命に関わることがあります。
糖尿病の進行に伴い、末梢神経障害、白内障、腎不全などの深刻な合併症が起きてきます。

about2-img-square02new 診断

血糖値の上昇と尿中への糖の漏出(尿糖)から診断できます。

猫では、血糖値の変動が大きいため、何回も血糖値の測定をし、症状その他検査とから総合的に判定する必要があります。 定期的な検尿が必要です。

about2-img-square02new 治療

体重コントロール 血糖値の上昇と尿中への糖の漏出(尿糖)から診断できます。
=食餌療法
内服治療 経口血糖降下剤等を使います。
インスリン療法 インスリンの皮下注射を行います。
補助療法 全身状態により、輸液等の対症療法を行います。

about2-img-square02new 予後

血糖コントロールがつかないと不良。
血糖コントロールがついても、長期の療養生活が必要で、根気強く治療していく必要があります。
また、感染症にかかりやすくなるので、日頃のケアが大切です。

about2-img-square02new 糖尿病性昏睡について

血糖値が上がりすぎても、下がりすぎても意識が消失します。
これを糖尿病性昏睡といいます。

高血糖で起こすことは少なく、インスリン療法中には低血糖発作がよく起こります。
いずれにしても重篤な状態ですので、砂糖を飲まして大急ぎで動物病院へかけ込んで下さい。

尿閉塞

先日悲しい報告がありました。ネコが死んだというものですが、症状からして、尿閉塞による急逝と思われます。
飼い主さんが忙しくて連れて来れなかったものです。

尿閉鎖症状を簡単に述べますので、是非参考にして下さい。

・雄ネコ、何度もトイレに行く。

・気張っているようだがおしっこが出ていない。

・元気がない。吐く。

これだけの症状で、膀胱結石による尿道閉鎖、そして尿閉と推察されます。 尿閉がおこると、腎臓の圧力が高まり、水腎症となります。 そして、腎不全に陥ります。 こうなるとあとは尿毒症で死を待つだけとなります。

このような症状が見られた場合、おしっこが出ていないと気付いた場合、緊急を要しますので、たとえ深夜でも急いで病院に連れていくようにして下さい。
当然時間外には、あらかじめ電話で連絡をして下さい。

猫引っ掻き病

以前テレビ番組で、猫引っ掻き病が取り上げられていました。
何でも拾った猫を看病して、猫引っ掻き病にかかって死んでしまうという話でした。
内容が少し過激で、心配の声も聞かれますので、少し解説します。

猫引っ掻き病は、その名の通り、猫に引っ掻かれて感染するというものです。
手を引っ掻かれると腋の下のリンパ節が、足を引っ掻かれると足の付け根のリンパ節が腫れ上がります。
また、傷口も腫れ上がるでしょう。
これは、バルトネラ菌の感染によるものです。バルトネラ菌は、ノミで媒介されますので、ノミに吸血されても感染の可能性があります。

普通、この状態で病院にかかると思いますので、原因がはっきりすれば、治療により回復するでしょう。
テレビのように、全身感染がおこって倒れるまで放置しておくことはないと思います。

square ネコに引っ掻かれた場合の処置について

患部をよく水道の流し水で洗って下さい。
それから消毒して下さい。
家庭用の消毒薬で良いでしょう。
当院では、オキシフルとイソジンを使っています。

前述のリンパ節がはれた場合や、患部がはれた場合は、人間の病院へいって下さい。

square ノミの駆除について

これは、動物病院に相談して下さい。
今は、良い薬がありますのですぐ退治できます。
手で捕まえたノミは、つぶさないでせっけん水の中に放り込むか、粘着テープに張り付けて下さい。
いずれにしても、手でノミは根絶できませんので、薬が必要です。

square 猫引っ掻き病を必要以上に怖がらないで下さい

普通にネコとつきあっておれば、そんなに危険はありません。
本当にネコに引っ掻かれて全員が死亡するのであれば、私は、ネコの診療をやめます。

狂犬病

狂犬病は過去の病気で、もうこの世にない病気とお考えの方も多いかもしれません。
しかし、世界中で狂犬病清浄地と指定されているのは、日本の他、台湾、ハワイ、キプロス等の一部の地域にすぎません。
ほとんどの地域では今も猛威を振るっており、毎年多くの犠牲者が出ています。
今回は狂犬病について、正しい知識をお伝えしようと思います。

square 狂犬病の犠牲となる動物 square

人を含めた全てのほ乳類

square 狂犬病の犠牲となる動物 square

人を含めた全てのほ乳類アライグマ、スカンク、キツネ、吸血コウモリ等。
特に最近注目されているのは、いわゆるエキゾチックアニマルと猫です。

square 日本での発症状況 square

昭和32年(1957)以降犬での発症例はありませんが、1970年に海外で犬(?)に咬まれた人が帰国後発症し死亡しています。

square 国外での発症状況 square

年間5万人以上が本症で死亡しています。

square 国内での予防処置 square

・輸出入時の検疫 --- 今までは、一部動物に限られていましたが、現在はほとんどのほ乳類が対象となっています。
・狂犬病予防法による犬の予防注射
・ヒトの予防接種は希望者のみ

square 狂犬病が発生したら square

・犬等は治療せずに係留し、経過観察と確定診断をします。(国等の施設で実施)
・発生が確認されたら徹底的な蔓延防止策が採られます。
・ヒトの場合は、狂犬病汚染地域(国外全てと考えて下さい)で動物に咬まれたら、入国時にその旨必ず申告申告して下さい!
 発症前なら治療も可能です。

square これからの狂犬病予防について square

専門家の間では、日本に狂犬病が持ち込まれてもおかしくないという考えがあります。
狂犬病を予防するため、次の事項を守って下さい。

・飼育している犬には必ず予防注射をする。
・出所不詳の犬を飼育する場合は、必ず獣医師の健康診断を受け予防注射をする。
・輸入検疫を受けずに動物を国内に持ち込まない。
・海外渡航した場合は、極力動物と摂食しない。絶対咬まれないようにする。

狂犬病予防注射

狂犬病の集合注射については、御存じのことと思いますが、各市町村が獣医師会と共同で実施する狂犬病予防注射のことで、開業獣医師が会場に出向いて注射するものです。これは、狂犬病予防法に基づいて実施されるものです

時間と場所が限定されておりますので、会場で受けられない場合はどこの動物病院でも受けることが可能です。

毎年一回必ず受けるようにして下さい!

これは法律で定められております。 当然、正当な理由なく愛犬に狂犬病の予防注射を受けさせないと、罰せられます。

また、狂犬病は一番恐ろしい人獣共通感染病です。

人への感染を防ぐ意味でも、予防注射は、一番重要であることを認識して下さい!

狂犬病については、トピックスの項をご覧下さい。

<雑記ログ>

ネコとの共存法

毎日新聞に地域のネコと共存する方法が載ってました。
ご近所のお困りネコを、撃退するのではなく、ネコの習性を利用して、コントロールしようという試みです。
野良ネコの被害に困っているご近所があれば、参考にして下さい。

ネコの被害としてよく議論されるのは、花木や畑の被害と増えすぎたネコの問題になるでしょう。

1)花木等への被害

これはネコが排便排尿をする場所捜しの為に、土を掘り返すのが原因です。
ネコは、乾いた土でないと排便排尿をしません。
自分の好みにあった状態にするため、掘り返す、それが人に迷惑をかけることとなります。

そこで、このネコの習性を利用して、ネコのトイレを限定してしまえば良いのです。
ネコの好みにあったトイレを用意してあげることで、トイレが限定できお悩み解決となります。
水にぬれないところにネコ砂(市販のもの)をセットして下さい。
そんな世話をしていると、迷惑ネコも可愛くなってくるのではないでしょうか!?

2)増えすぎたネコの問題

これはもう避妊手術しかありません。
母ネコを捕まえて手術をしてしまいましょう。
費用の問題もありますが、ご近所で相談して対処可能かと思います。
野良ネコの避妊手術については、費用の相談も可能です。ご相談下さい。

<雑記ログ>

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